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eripan
コア
2021/03/19 15:52

今一度どうもありがとうございました。vol 1

2019年12月、初めての熊谷ラグビー場にワイルドナイツのファン感謝祭の為、姉と2人で行きました。行きは何とか熊谷駅から鮨詰め状態のバスに乗り込み渋滞後到着。2019RWC人気も手伝って道路は大渋滞でした。

楽しいファン感も終わり帰りろうとすると、スタジアムからのマイカー大渋滞....全然動いていない....バス待ちの列も殺人的! タクシーを拾おうか歩こうかと迷っているとスタジアムすぐ近くの民間から人が....

タクシーを拾うのに良い場所と歩くとどのくらい時間がかかるか聞いた所、タクシーはほとんど通らない、田舎なのでマイカーが殆ど....との返答で、歩く事を決意したその時、'私車で来てるので駅まで送りますよ。ここは友人の家でファン感の後寄っただけ。群馬まで帰るだけだからどうぞ乗って行って'と。  'でも車がスタジアムの駐車場にあるので取りに行ってここまで来るのに渋滞だから待たせちゃうかも、それでもよければ'と 優しいお言葉。私達2人も女子で彼女が女性なのと少し安心してお言葉に甘えて車を待つ事に。

しかし大渋滞の為、車の列は一向に動かず、彼女も果たして本当に見ず知らずの私達を乗せて行ってくれるのだろうか?と不安に駆られ、更に東京に戻る新幹線の指定席のチケットの時刻も迫りつつ、私達は歩き出すことに.....。

何も知らせないまま歩く事に罪の意識を感じながら急ぎ足でスタジアムから熊谷駅まで大通りを歩き出しました。日も暮れ長い道のりを15分くらい歩いたでしょうか、一台の白い大きな車が私達に近寄りながら停車しました。不審な車だと思い無視して歩いていると、女性の声で '先程の方ですよね?'と。振り向いて運転席から助手席の窓越しに身を乗り出している女性は、先程 '駅まで送りますよ' と声を掛けてくれた方でした。

私達は、とっさに'すいません、新幹線の時間が迫っていたので申し訳ないのを承知で歩き出してしまいました' と言うと 'いいんですよ、兎に角乗って下さい、車の方が少しでも早く着くから'と。
私達は車に乗り込み少しずつ流れ始めた道路を駅に向かいました。親切な彼女は、駅は帰宅の方向ではないのにわざわざ周ってくれようとしていました。
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