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2021/03/23 16:19

コロナウイルスを一番憎んだ時

コロナは、ラグビー界に大きな変化をもたらしてしまいました。
ラグビーの沢山ある魅力の一つに、『選手とファンの距離感』があります。
ラグビー選手は、試合後にハイタッチやサイン・写真撮影などに応じてくれます。
他のスポーツでも選手と触れ合える機会はありますが、つい先ほどまで死力を尽くし、体はボロボロなのにも関わらず、笑顔でファンサービスをしてくれるスポーツはラグビーしかないのではないでしょうか。
そんな魅力がコロナ禍では失われてしまっておりますが、他にも失われているラグビーの魅力があります。
それは『ファン同士の距離感』です。

私は明治ファンです。
19年1月2日の大学選手権準決勝、第1試合明治対早稲田では、明治が勝利することが出来ました。長く低迷していた明治がこの年復権し、優勝するのですが、準決勝を勝利した後の出来事です。
私は敵情視察ということで、第2試合の帝京対天理をそのまま観戦していました。
初めて天理の強さを目の当たりにし、10連覇をかけていた帝京を圧倒しているのを見て、震えあがりました。
先程までライバルである早稲田に勝利し、ウキウキだったのですが、一気に不安になりました。
その後、近くの居酒屋に行くと、第1試合終了から祝杯をあげ、すでに出来上がっている明治ファンが沢山いました。
非常に盛り上がっている店内で、紫紺ジャージを着たファンと乾杯して回りました。
『浮かれている場合じゃない、天理が滅茶苦茶強いんだ』と話すと、
『飲みながらも皆テレビで見ていた。一瞬静まり返ったが、とりあえず今日は早稲田に勝ったことを祝すんだ』と言っておりました。
その日の居酒屋はとても楽しかった思い出です。

20年12月7日、対抗戦の明治対早稲田がありました。選手権決勝でのリベンジを果たすことが出来ました。
居酒屋に行って、また皆と乾杯がしたい。今日ほどコロナを憎いと思ったことはない!
やるせない思いで地元に帰ると、焼き鳥屋さんがテイクアウトをしていたので、少しでも居酒屋気分をと思い、注文しました。
すると私の恰好(紫紺ジャージ)を見た若い店員さんが、『観に行ってきたんですか!?明治勝ちましたね!』と言ってくれました。彼も明治で、先程までTV観戦していたとのことでした。
とても嬉しい気持ちで一人祝杯をあげました。

#ラグビいい話
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