いよいよ1年8か月振りの代表戦ですね。
しかも相手はサンウルブズ。

僅か5シーズンで終わりを告げたサンウルブズ。
勝手に「ニホンオオカミ」とダブらせてました。
家畜や人間を襲うから、と人間の勝手な都合で乱獲され絶滅したニホンオオカミ。
大人の都合(スーパーラグビーの事情云々とだけ言っておきます)で除外され、
チームの存在意義を問われ解散の憂き目にあったサンウルブズ。

5シーズンで9回しか勝てなかった。
成績不振で弾かれても文句は言えなかった。

日本代表強化の役目は充分に果たした。と言われてもいた。

RWC2019が終わり、トップリーグ所属チームの代表クラスの選手も皆チームでのプレーを優先した。
それも至極当然の賢明な判断であり、そこに異論は全く無い。

けれど、サンウルブズには、己をより高めたいと望む選手が集結した。
一見寄せ集めにも見えかねないラストシーズン、初の開幕戦勝利は、
険しい茨の道の先を指し示す僅かな一筋の光を灯していた。

その後5連敗も、決して最後まで諦めない狼達の雄叫び随所に垣間見えた。

突然のシーズン終了で行き場を失った狼達のリベンジマッチ。
かつてのチームを知る選手が、これからの日本代表を志す若き選手に、
逆境に立ち向かう狼の誇りを継承していく絶好の舞台がまもなく始まろうとしている。

「2週間後のライオンズ戦に向けての実戦形式の紅白戦」なんて言わせない。
負けても負け続けても闘い続けた狼の魂を持って、打倒ライオンに立ち向かってほしい。