サニックスは僕の地元福岡県のチームです。
ラグビー王国福岡の異彩。特別なチームです。
昨日、そんなサニックス が来期チーム存続の危機と報道があり、とても悲しくて仕方がありません。
リーグONEが始まる前、トップリーグの頃から地域密着のクラブ。野武士集団がリーグ再編の中でもがき、苦しんでる皮肉、刹那。
息子がジュニアクラブにお世話になっていたこともあり、海沿いの松林のなかにある素敵なグランドに通っていましたが、ほんとニュージーランドの地域クラブチームってこんな雰囲気だろうなと感じる、海と空と緑の空間でした。
世界の大物が来るチーム
ある朝は、いつものように息子をクラブに送りに行き車を海沿いに停めると、横をキング、カルロススペンサーがサポーター一枚でグッモーニングと通り過ぎて、目の前の海にダイブしてました。怪物みたいに大きな体と一連の動きが夢のような世界でした（笑）。
2018年度に来た南アフリカの新星カーウィン・ボッシュも衝撃的でした。リーグ転落危機の入替戦も応援にに行きました。フルバックをやっていた息子にジュニアのコーチが「ボッシュのポジショニング見ときや、あれは本物や」とスタジアムに行きながら言ってくれたのですが、試合中釘付けになるくらいランの速さ、角度、守備の初動の動きや範囲、完璧でした。ワールドクラス素晴らしかった。
クラブハウスのある玄海グランド
ジュニア練習中には普通にカーンヘスケスや小野晃征、福岡堅樹がグランドにフラッと来てコーチと談笑していたり、練習後は夏には松林を駆け抜けて、そのまま海に飛び込んで帰ったり、息子の練習環境としては刺激的な時間だったと思います。（福岡さんはジュニアクラブの先輩です）
息子の中学3年間、毎週土日は北九州から宗像まで、カミさんと息子は往復3時間のドライブでしたが、忘れられない貴重な時間をいただきました。
クラブ、コーチ、グランド、全てに感謝。
クラブ運営には計り知れない負担があると思いますので今後のことは軽々には言えませんが、ラグビー 宿泊施設のグローバルアリーナの建設、ワールドユースの開催なども含めて、サニックスが宗像の地から発信している全てを噛み締めたいと思います。
グランド全景は以下に動画があります。
https://rugby.sanix.jp/blues/clubhouse.html